ご挨拶


合掌

 

 昨今の私たちを取り巻く環境は大変複雑になっていると思います。社会情勢を見ても目まぐるしく変化し、様々な形態で私達に影響を及ぼしているのではないでしょうか。

 そんな中で、開祖が教えられた「人、人、人すべては人の質にある。」という言葉を思い出し、その意味を噛み締める時があります。また、「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という教えに心を寄せる場合もあると思います。

 やはり人として生きるための根本原理ではないのでしょうか。

 誰もが初心に返り、己を見つめ直すことが大切だと思います。

 そんな思いを持って生きていってもらえる、そして育てて行ける人となるよう学生達に期待しています。

 

結手

 

南山大学少林寺拳法部監督 濱寄泰正

2018年3月

 


合掌

 

 大学生にもなってわざわざ週に4日も5日も部活に励む、汗や涙や何かにまみれた青春のラストステージを送る、そこに価値を見出す人は少数派かもしれません。しかし、やればやった分、それだけのものが必ず残ります。漸々修学、個々の心身の段階に応じて良いと思います。一生懸命何かに打ち込むことができる人は強いです。

 

 少林寺拳法でいう拳禅一如の教えのように、身体と心は不可分のもので、その両方を共に育むことで円満な人格が形成されるのではないでしょうか。20歳前後の多くの学生達にとって、身体の成長に心の成熟が追い付いていく、大学生活はそういった時期なのではないかと思います。その時期に部活動として少林寺拳法を行うことはその後の人生への土台となるはずです。護身練鍛・精神修養・健康増進。三徳兼備の少林寺拳法に、せっかくやるのならば思い切り打ち込み、技術はもちろん心も鍛え磨いてほしいと思います。

 

 皆様、どうかご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

 

                           結手 

 

南山大学少林寺拳法部コーチ 松平主税

2018年4月